さて、今回はちょっと具体的にファイルの綴じ方の説明になります。

思い切って言っちゃいます。

好きにして下さい!

・ ・・これじゃ話にならないですよね(笑)

でも、これは半分本気です。

ファイルに関しては、クライアントの方と直接会った時に見せる「見
せる用ファイル」
と社内に置いて頂く「あげる用ファイル」の2パ
ターンで考える必要があります。

つまり半分の「見せる用ファイル」に関しては、結局持ち帰る訳で
すから、B4だろうがA4だろうが好きなように(もちろん見やすい
ように工夫するという意味で)綴じてもらえば良いのです。

そう、今回取り上げたいのはもう半分の「あげる用ファイル」の綴
じ方
です。

ここからは「あげる用ファイル」がクライアントの会社ののファイル
保管用棚に入れられるということを前提
に話します。

思い切って言っちゃいます。

「背表紙」でアピールしろ!

いきなりそこかよ!って感じかもしれませんが、実は重要なポイン
トなんです

参考までにボクの背表紙をお見せします。

既に背表紙をつけている方は一見普通に思うかもしれません。
でも、ちょっと違うところがあります。
よ〜〜く見て下さい・・・。

わかりましたか?

そう、重要なところは「間抜け絵」ってところです!

勝手に自分のカテゴリーを表記してしまっているのです。

イラストも最下部に載っけているので、会社の中で初めてこのフ
ァイルを発見した方にも、どんなイラストを描いているかはわかる
と思います。

ですが、こう書かれていると「何だよ、間抜け絵って?」「ちょっと
手にとってやろうかな」
「ちょっと手にとった上に仕事くれちゃって
やろうかな?」
ってなるのです!?

・・・それは言い過ぎとしても、沢山のライバルファイルと棚
に並べられる訳ですから、要は目を引きたいんですよ〜(笑笑)

それと例えばきちんとカテゴリー別に保管しているクライアントで
も、間違いで他のカテゴリーにファイルを入れられてしまう可能性も
ありますからね。こうしておけば、簡単に救い出してもらえます。

ちなみに「間抜け絵イラストレーター」を名乗る前の背表紙には「カ
ラフル・ポップ、コミカル」
って書いてました。

編集の人には「何、勝手に書いてるんですか〜」って笑われました
(^^;)

ま、なんにしても、背表紙は一番先に目に付くところなので、有効
利用しろ
っつーことです!

わかったら、はい!

ではここからはまじめにいきます!

■サイズについて
無難にA4が良いかと思います。
「見せる用ファイル」がB4の方で、気合いを入れてまったく同じフ
ァイルを置いていく方がいますが、クライアントによってはファイ
ルを保存する棚に入らず、どっか適当なところに平積みされ、行方
不明になってしまうケースがあるそうです。
またポストカードサイズに縮めたものだと、A4の中では埋もれてし
まいますし、ちょっとケチくさいですよね(笑)

■ファイルの種類
ボクはカラーバーファイルというものを使っています。

(5個入りとかでしたら100均でも売っています。)

理由は大量生産に向いているからです。

おいおいお話していくことですが、やはり営業は数が勝負です。
「見せるようファイル」で良く用いられるクリアファイルだと、
どうしても作成に時間がかかってしまうので、機動力が鈍ってしまうのです。

ただクリアファイルの方が棚で目立つので、新人の時はA4の「見せ
る用ファイル」を複製して「あげる用ファイル」にしていました。

(クリアファイルも100均で買えますね!)


■作品数

新人の時は作品数も少ないので、「見せる用ファイル」をそのままプ
リントして綴じてもいいかと思います。
ただ、作品が増えてきた場合や複製に時間がかかる場合は、自信作
のみをA4で2面付けするなど、枚数を減らした方がファイルの大量
生産には向くでしょう。

「ファイルの綴じ方」については以上です。
最後のほう、堅くなっちゃった(笑)

ま、あくまで一例ですので、自分なりに工夫しましょう!

次は、名刺編です!