何度行っても緊張する営業。
僕はそんな緊張感をやわらげるため、伺った先で内線電話をかかける前に、必ず口を大きく開けたあと歯を強くかみしめる仕草を何度か行っていました。
滑舌が悪いから口の動きをよくするため?
人を3つ手のひらに書くような、なにかのおまじない?
深呼吸みたいんもん?
惜しい!
思い切って言っちゃいましょう!
行動をパターン化していたのです!
実は、毎回同じタイミングで同じ行動をとることで、つまり行動をパターン化することで、自分が平常心であるという確認をしていたのです。
いや、むしろそれによって平常心に戻っていたといっていいかもしれません。
これはボクシングをやっている時に学んだ自己暗示方法です。デビュー戦で入場からゴングがなるまでの間、はじめてのことだらけで流されるまま戦うことになってしまい、平常心を失ってしまったことがあるこのです。
それからは入場からゴングまで、例えばリングにあがったらまず屈伸をする、コールをされる前にさっきの口の仕草をして顎をならす、コールのあとにマウスピースをいれてもらう、と言った風にポイントポイントをパターン化してリングにあがりました。
そうやって行動をパターン化し、緊張しながらも自分の意識で行動することで、流れの中でも自分のペースを保つことができ、多少のイレギュラーなできごとも冷静に対処できるようになったのです。
口の仕草はその名残だったんです。
よくプロ野球部選手が、前に勝った時と同じ足からグラウンドに入るなんて話を聞きますが、げんかつぎ意外に、これと同じような効果もあるんじゃないでしょうか。
...え?それでボクシングの試合自体はどうだったかって?
あまりにイレギュラーなことばかりで対応できませんでした。
だって何にも悪いことしてないのに殴りかかってくるんですよ 泣
ということで、営業で緊張しちゃう人は、是非、自分のやりやすい行動をパターン化することをおすすめまします!!
突然ドアが開いて編集の人が現れても恥ずかしくない程度に!!!