さて、イラストファイルと名刺が出来たところで、いよいよ営業
に行きましょう!
まず大事なことを思い切って言っちゃいましょう。
イラストの営業は“数打ちゃ当たる”!!!
そうです。
10社より20社、20社より30社。
確率の問題だけではないのですが、確実に多く売り込んだ人の
ほうが仕事が来る可能性は高くなります。
基本はコレです。
ただ、だからと言ってはじめから適当に片っ端から行くのは辛いで
すよね。
どんな本でもお笑い系のイラストを使う可能性は0ではないの
ですが、いきなり新人が行っても、それほど需用がないところで
は逆に迷惑がられてしまいますし、効率的じゃないですよね。
そう言えばボクは新人の時に、おもむろに女性誌に売り込みに行っ
たら「なにしにきたの?」って感じに扱われたことがありました(笑)
と、言うわけではじめは営業先を絞りましょう!
では、どう絞るか・・・
思い切って言っちゃいます。
本屋さんに行って、片っ端から雑誌を見て下さい!
そうです。マーケティングです!
本屋さんで、自分のイラストを使ってくれそうな雑誌、お笑いイラストが
使われている雑誌を探すのです。
本屋さん、本当にすんません!
それで、なぜ始めに雑誌なのか。ここが大事なんです!
答えは…
・ お笑い系イラストを使っている雑誌が多い
・ 雑誌は毎月沢山出ているで、掲載されやすい。
この2つです。
上記はまぁ良いとして、大事なのは下記です。
これは雑誌の「数」が沢山出ているから掲載される可能性が高い
という意味だけではないんです。
雑誌というのはその性質的に、新人のイラストを使ってもらえる
可能性が高いのです。
雑誌は基本的に毎週や毎月でますよね。
毎回同じような誌面じゃ面白くないですよね。
つまり、雑誌は、飽きられないように常に誌面を新鮮にしなくて
はならないのです。
もちろん連載ページでイラストが毎月同じページもあります。
しかし、必ず特集記事などで、新しいイラストを利用する機会がある
のです。
だから新人でも採用される可能性が充分にあるのです。
さあ、理解できたら、早速本屋さんでマーケティングをして、売
り込みリストを作りましょう。
っと、その前に本屋さんでこれを買っておいてください。
なんと日本中の雑誌の編集部の電話場号が書いてあるのです。
それだけではとどまらず、編集プロダクションから、デザイン事
務所、広告代理店まで…
基本的に、編集部の電話番号は雑誌の背表紙付近の裏表紙か、最終
ページに載っていますが、全ての雑誌は買えないですし、覚えたり、
ましてやメモなんて取ったらデジタルじゃないけどアナログ万引
き?も辛いですもんね。
でも、ちょっと高いって?
1つ仕事取ればすぐに元は取れます。
本気でやりたいなら買え!!!
と言うわけで、いよいよ営業の電話となるわけです。
ボクははじめて作った営業先リストには、自分が良く読んでいた
雑誌をトップに持ってきました。
そのほうが気持ちもこもりますしね。
次回は電話の仕方について解説しますが、伝えることは「イラスト
を見て頂きたい」ってことだけなので、待っていないで、ばんば
ん電話してください。
どちらかと言うと次回は、電話の仕方というよりも「会ってくれない
ところに会いに行く方法など」ボクの体験的な話をしたいと思います。