さぁ、いよいよツッコミ、ボケ、ナンセンスのどれに当てはまるか判断していきましょう。

思い切って言っちゃいます。

「己を知れ!」

そうです。イラストに自分自身を投影するのです。

良くありがちなミスとして、自分の好きな芸風をイラストの作風にしてしまうケースが
あります。

「おれ、ダウンタウンの浜ちゃんが好きだから、やっぱりツッコミ系だよな〜」とか「オレは
爆笑問題の太田みたいにちょっと知的な感じのボケが好きなんだよね」と言った感じです。

もちろんそれが本当に得意で、友達とかにもウケているのなら良いのですが、意外と自分の
特性に気づかず、むしろつっこまれるのが好きだから浜ちゃんが好きだったり、つっこむのが
好きだから太田が好きだったりするんです。

つっこまれたい奴はうまくつっこめないものだし、その逆も然りです。
またシュールなナンセンスネタが好きだからって、好きなだけでネタを思いつかないんじゃ
しょうがないし、あるあるネタが好きでも、身の回りのことにまったく気づかない人じゃ
どうしようもないですよね。

よ〜〜く、自分の人生を振り返りましょう。

クラスではどんなキャラクターだったでしょうか。
しゃべりでみんなを笑わせていたのでしょうか。
リアクションで笑わせていたのでしょうか。
意味不明な行動で笑わせていただのでしょうか。
人をいじるのが好きですか。
いじられるが好きですか。

合コンでの役回りは?
どんなしゃべりで場を盛り上げますか。
異性をいじるか、仲間をいじるか、自虐ネタを披露するか。
それともしゃべりのうまい奴にいじられる側か。
意味不明な行動に出るのか。

自分で良く分からなければ、友達に聞いてみましょう。
意外と自分自身ってわからないものですから。

自分のことをどんな人間だと思っているのか。
面白い奴なのか、楽しい奴なのか。
どういう役割を期待して合コンに呼んだのか。

自分が想像したこととは違う答えが返ってくるかもしれません。

でも、それってすごく真実に近いんです。

そこまで自己分析を進めれば、だいたい自分がツッコミ、ボケ、ナンセンスの
どれに属するかわかってくるんじゃないかと思います。

ただ、ボケの人にとっては結構辛い経験かもしれません・・・。
でも、そのボケが仕事になるんです!!

おれもガンバッテマス(笑)

さぁ、自分のキャラがわかったら、あとはその個性をイラストの世界で爆発させましょう!
そして、せっかくのイラストなんだから、人間じゃできない、動き、顔で、笑いを振りまき
ましょう!

そうやって個性を伸ばしていったキャラクターは、いくら自分の等身大から出てきたキャラ
とは言え、だいぶ自分とは離れていっているはずです。

ボクのイラストで言えば、本人より相当間抜けに仕上がっているはずです?

でも、自分の間抜けさを強調しているだけで、無理をしていないから楽なんですよ。
これが!

自分を切り売りする。

これ、すっごく大切です!

↓おれはこんなに間抜けじゃないよ〜〜?

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ライバルは強者ばかりですがガンバリマス!